あらすじ

昭和20年、太平洋戦争下の京都。
視覚障害者の和子は戦時協力ができない自分をもどかしく思っていた。
戦局の悪化から勤め先の盲学校が休校になり、自分の存在価値を見失いかけていた和子は、自分と同じように視覚障害を持つ人が防空監視哨に立ち、耳を頼りに敵機の襲来を監視しているという新聞記事を読む。
和子は自分も防空監視に貢献したいと考え、「敵機爆音集」のレコードを聴き始める。
障害を持っているが故に戦争の時代を苦しみながらも必死に生きた女性の物語。

この脚本で扱う題材

視覚障害者の戦争体験
京都・西陣の空襲 、堀川通の建物強制疎開

  

公演履歴

2015年 京都放送劇団(京都府京都市)
2017年 京都放送劇団(京都府京都市)

  

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作者: 津島次温(つしま つぐはる)

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